もっと手軽に「タオル枕」
こんにちは、睡眠技研の西です。
寝具専門店での実務経験アリ、元睡眠環境寝具指導士がお届けするブログ、
『日々これ技研』
今回は「 もっと手軽に」
自分に合った枕の高さを知ることが出来る とある方法をご案内します。どうぞ!
ーーーーーーーーーーーーーーー
はじめに
皆さんは「タオル枕」って聞いた事ありませんか、一時期TVなどで紹介され話題となりました。
私が店舗スタッフとして従事していた頃にも、普通の枕が合わなくてタオル枕で寝ているというお客様もいらっしゃいました。
タオル枕というのは、一般的な枕の代わりにタオルを重ねて使うという方法です。
自分の首の高さや頭の形に合わせて厚みを調整できるため、専門的な知識がなくても直感的に高さの違う枕を試すことができます。
また特別な道具を使わずに、自宅にあるもので手軽に試せるので、枕選びでなかなか合うものが見つからない人にとって、理想の高さや硬さを見つける練習としても有効です。
自分にあった理想的な枕を探す上で、ある程度自分の特徴を知っておく事は最初の大きな一歩となります。
自己診断的に気軽にTRYしてみると、新しい発見があるかも知れません。
タオル枕の作り方
作り方は簡単で、バスタオルを折りたたんで高さを調整し、首の下に当てるだけです。
簡単な1例を紹介します
1. タオルを準備
バスタオルを2〜3枚用意。厚みを変えたい場合はフェイスタオルを追加する。
2. 折り方を調整する
バスタオルを長辺方向に2つ折りし、さらに半分に折る。高さを上げたいときはもう一枚重ねる。
3. 位置を決める
肩の少し上にタオルの端がくるように置き、首のカーブ(頸椎のくぼみ)に当たるよう調整する。
4. 微調整する
仰向けで試して、タオルを少しずつ重ねて高さを調整する。頭と首の2カ所を調整する。
(基本的に頭より首下が高くなりますので、頭の高さがある程度決まったら首の隙間が埋まるようにタオルを重ねて高さを出しましょう)
理想は「首の自然なカーブを保ち、頭が沈みすぎない高さ」に合わせることです。
以前の記事も参考に 自然な立ち姿勢となるべく同じ状態になるように調整しましょう。
上記以外にもさまざまな作り方がありますが、高さ調整はタオルの折り方を変えたり、首下にロール状に巻いたタオルを入れてみたり、重ねる枚数を調整したりと色々試しながらシックリくる状態を探ってみてください。
気をつけること!
チャレンジしやすいタオル枕ですが、もちろん万能ではないので注意も必要です!
せっかく細かく高さを合わせても安定感に欠ける為、寝ているときに崩れてしまう事があります。
高く積み上げると余計不安定になりやすいので、高めの枕が合う方には不利な要素です。
また寝返りした際の姿勢が変わることへの対応が難しい為、基本的には仰向けで眠る姿勢となります。
普段からずっと仰向けで眠るという方以外は、メインの枕として活用するには現実的ではないかも知れません。
長期的に使うことを考えると、やはり枕として形作られたものの方が優位な点が多いです。
あくまでも楽な高さを探るための、自己診断的な利用をオススメします。
そして、自分の特徴を分かった上で、より自分に合った最適な枕を見つけるようにしましょう!
知っててよかったタオル枕
タオル枕の作り方を知っておくと出先で枕がない時、宿泊先で用意された枕がどうしても合わない時など、役に立つ場面があるかも知れません。
(先日、姉の家に泊まりに行く機会があり、そこにはマットレスしかなかったため自分でタオル枕を作って休みました。
その時意外と悪くないなと感じたことが本記事のキッカケだったりします^^;)
私の場合、自分が低めの枕が合うタイプだと分かっている為、タオルを2枚重ねて首部分だけを折り返し隙間を埋めてあげればすぐに完成します。簡易的ですが、枕が全く無い状態に比べかなり違和感なく寝ることが出来ます。
自分に合う枕がどんなものか知っているというのは意外と便利なものです!
いつか当たり前の知識として世の中に浸透していくと良いですね。
まとめ
タオル枕のメリット
・手軽に調整ができる
・特別な道具は必要ない
・出先や旅行などの急な場面で役立つ
タオル枕のデメリット
・安定感がない
・寝返りに対応できない
・長期的に使うには不向き
と、言うことで
今回は「もっと手軽にタオル枕」という内容でお送りしました!
枕探しの第一歩として自分の特徴を知る。
そのための手段にこれほど手軽で最適なものはないでしょう。
ぜひ、ご自宅でもTRYしてみて下さい!
ありがとうございました。
睡眠技研 西
記事に関するご質問・ご相談ありましたら
寝具専門店で実務経験のある、手の届く筆者こと 睡眠技研の西まで
こちらのLINEトーク画面から無料でご相談いただけます。

お気軽にご相談ください!